さあ、今日は情報Ⅰの第4回目の授業だ。前回は情報社会について学んだね。今日は、問題解決の導入として、「問題」とは何かを見ていこう。準備はいいかな?
黒板
授業
問題とは何か?
早速だけど、「問題」って何だと思う?
ん〜、突然言われてても・・・。困ったことが起きることを、問題というんじゃないかな。
そうだね。もう少し正確に定義すると、問題とは「理想と現実のギャップ」のことなんだ。
えっ、ギャップ?
そうだよ。理想と現実の違いが大きいほど、問題が大きいと言えるね。
なるほど。
問題の発見
では、身近な素材から問題を発見してみよう。なおや君、何か思いつく?
うーん、たとえば…学校のごみが多いこと?
いい例だね。それは理想と現実のギャップだから、問題と言えるよ。
地球温暖化、貧困なども問題だよね。
いいね。これらは社会問題といって、経済格差、貧困、環境問題、人権問題、教育、雇用、人口動態、健康、犯罪、テロリズム、戦争など、さまざまなテーマがあるんだ。
へえ、世の中にはたくさん問題があるんですね。
そうだね。問題は身の回りにたくさんある。だから、問題解決のスキルが大切になってくるんだ。
問題解決の手順
問題解決のスキルって何ですか?
問題を正確に捉えて、適切な方法で解決する力だよ。情報Ⅰの授業では、そのようなスキルを身につけることが目標だよ。
どうやって問題解決のスキルを身につけるんですか?
まずは問題に気づくことが大切だね。そして、問題を分析し、解決策を考え、実行していく。その過程で、情報技術を活用することが重要だよ。
情報技術の活用
情報技術の活用って、具体的には何をするんですか?
うん、情報技術の活用というのは、コンピューターやインターネットを使って問題を解決する方法を探すことだよ。それが問題解決のスキルになるんだ。
コンピューターやインターネットを使ってどうやって問題を解決するんですか?
例えば、インターネットで情報を調べたり、コンピューターでデータを整理したり、計算をしたりすることだね。そういう基本的な技術を使えるようになることが大事だよ。
問題解決の心構えとは
なるほどね。じゃあ、自分で問題解決ができるようになるためには、どんな心構えが大事?
いい質問だね。まず自分にできることを探す前向きな姿勢が大事だね。問題に立ち向かおうという意欲を持って、自分のスキルや知識を活かそう。そして、他人とも協力して問題解決に取り組むことも大切だよ。
他人と協力するって、どういうこと?
例えば、情報を共有したり、アイデアを出し合ったり、お互いの得意分野を活かして協力して解決策を見つけることだよ。
なるほどね、みんなで力を合わせるってことだ。
そうだよ。一人だけじゃ解決できない問題も、みんなで協力すれば解決できることもあるんだよ。
まとめ
名言解説
“We cannot solve our problems with the same thinking we used when we created them.” Albert Einstein
この名言は、物理学者であり、相対性理論を提唱した偉大な科学者、アルバート・アインシュタインによるものです。彼の科学的業績はもちろん、その哲学的な洞察も世界中で広く尊敬されています。
「私たちが直面する問題は、その問題を作り出したときと同じ考え方では解決できない」というこの名言は、問題解決に対する重要な洞察を提供しています。すなわち、問題が発生したとき、それを解決するためには新しい視点や新しいアプローチが必要であるということです。
情報Ⅰの授業で問題解決を学ぶ高校生にとって、このメッセージは非常に重要です。たとえば、プログラミングの問題を解決するとき、一つの方法でうまく行かない場合、別のアプローチを試すことが求められます。また、情報社会では、新しい技術や情報が絶えず登場するため、柔軟な思考と新しい視点を持つことが求められます。
この名言から、問題解決のためには既存の枠組みを超えた新しい視点やアプローチが必要であるということを学ぶことができます。
問題
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編集者からひとこと
このブログのタイトルに使われている写真はすべて、画像生成系AIにより生成されたものです。気が付きましたか?適切な言葉(プロンプト)をAIに入力する事で期待を上回る画像が生成されんです。すごいですよね。
これからは問題解決もAIの力を使うことが多くなるともいます。その場合にも、まずは何が解くべき問題か?がしっかり定義できなければ、いくら良い道具がそろっていても、本当の解決にはならないですよね。なので、AI時代の今こそ、問題定義力が重要なんです。
次回は、実践編として「問題解決の手法」を学びます。なおや君が、クラスの問題を解決するための計画を発表しますので、お楽しみに。
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